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教育の国際化

今大学生の数は右肩上がりで年々上昇している。
それと反比例するように、大卒予定者の就職内定率が年々低下、現在史上最低を記録している。
そんな実情の中で、毎年就職内定率90%以上を持続している、信じられない不思議な大学がある。今全国の企業人事担当者が一番注目する教育機関といえよう。

大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)である。
生徒数6300人の内、約半数が外国人留学生で占められている異色の大学。

一見留学生が多いだけで、何の変哲もない普通の大学だが、9割を越す内定会社も半端じゃない。三菱商事、ホンダ、東芝など超一流企業の名前がずらり。

なぜこの多難な年に、高い内定率を持続できるのか。それは徹底した英語修得教育にある。それも半端じゃない実践教育。学内に生徒の寮"APハウス"があり、そこの部屋には必ず日本人と外国人2人がペアになって何年か暮らす。

当然そこには文化、習慣の違いもあり摩擦も起きよう。それを英語でコミューニケーションをはかり、互いに理解し合うようになるという。そうした繰り返しが、物怖じしない国際的な人間を作り上げていくという。

一方学校の方も企業へのアプローチは半端じゃない。毎年企業担当者を経費負担で招待、学校内で面接、テストを行い、内定を採るという前代未聞の就活風景。

企業の方も、毎年350社以上が訪問するとか。見事な需要と供給のバランスの世界だ。

世界の国際競争力に勝てる日本人を、ニートを作らない教育が、教育界、社会に大きなインパクト与えることになろう。

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