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【vol.7】子どもたちの運動会異変

今、小中学校の運動会シーズン真っ盛り。
抜けるような青空の下、子どもたちの歓声が聞こえる運動会は、秋の風物詩として長い年月にわたって定着してきた。と思っていたがそれは昭和年代のこと。

平成に入り、春に変更した学校が続出した。理由はそれぞれあると思う。

運動会の内容も、これまでどの学校も危険すぎると、敬遠して来た騎馬戦や、棒倒し、組み体操など復活。一方昼食も家族と一緒にと、昭和復活の兆しに、昭和一桁時代の大人を喜ばせていた矢先、今年の関東地区の子どもたちの運動会は、大きく様変わりした。

東日本大震災福島原発事故の影響で、土ぼこり被爆警戒のため、運動場を諦め、体育館で行う学校、内容も土に触れないものに変更する学校、PTAとの話あいで折り合いがつかず中止する学校が続出した。

土にまみれる組み体操、騎馬戦、棒倒しは勿論中止、綱引きも軍手をはめて行う、球ころがしも土が付くので中止、体育館は狭くて、一生懸命練習してきたメーン種目、全校リレーも中止、とほとんど運動会にならない。

「これ以上行事を中止するには、楽しみにしていた子どもたちが不憫」とせめて午前中だけでも実施する学校もある。

この声をどう聞くか、今後の政府の対応に期待したい。

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