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【第2回】日本学生支援機構の奨学金について

大学や短大、専門学校進学時に利用できる奨学金制度として、最も有名なのが日本学生支援機構の奨学金です。これは以前、日本育英会という国の機関でしたが、平成16年4月より、独立行政法人日本学生支援機構と改組され現在に至っています。

この日本学生支援機構の奨学金利用者は、平成22年度で約120万人であり、これは、大学生の約40%が利用しているといわれています。実に多くの学生が、奨学金制度のもとで勉学に励んでいるのです。

この日本学生支援機構の奨学金は貸与型です。貸与型とは、大学等を卒業後には、返還義務が伴うもので、この奨学金を利用した学生は、卒業後、働いて得た給与などから、利用した奨学金を返還していかねばなりません。

日本学生支援機構の奨学金には、無利子の第1種奨学金と有利子の第2種奨学金があります。

第1種奨学金は、国公立か私立といった大学等の設置者別、かつ、自宅からの通学か下宿生かといった通学形態によって貸与月額に違いがありますが、月額3~6万4千円の貸与が受けられます。

これに対し、第2種奨学金は、上記のような設置者別、通学形態にかかわらず、月額3~12万円の貸与を受けることができます。

仮に月額5万円の貸与を受けたとすれば、6ヶ月間貯めておくと30万円になります。こうしたお金を、半期分の授業料に充当するなどして家計をやりくりされているご家庭もあります。

大学等への進学に際し、経済的な面で不安を感じたならば、まずは、この日本学生支援機構の奨学金の利用を検討されることをお勧めします。

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